Hiroaki Tanaka Column代表田中宏明コラム
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インナーが大事?アウターが大事?
ピラティスインストラクターの養成コースを開催していたり、
ピラティスを指導していると、
「ピラティスはインナーマッスルを鍛える」
「インナーマッスルで体を動かす」
というような表現を聞くことがあります。
インナーマッスルとアウターマッスルの定義も人それぞれでしょうし、
筋肉毎に、この筋肉がインナーマッスルで、この筋肉はアウターマッスルと
分けることが正解ではないと考えます。
私は、
骨や関節に近い筋肉=インナーマッスル、ローカルマッスル
皮膚表面に近い筋肉=アウターマッスル、グローバルマッスル
という概念で捉えています。
養成コースや、セッションでは、
このような説明をしています。
インナーマッスル(ローカルマッスル)=体を支える
アウターマッスル(グローバスマッスル)=体を動かす
人が動く時には安定性が必要不可欠です。
生まれて間もない赤ちゃんは、
基本的に”完璧な柔軟性”を持って生まれてきますが、
(生まれつき体が硬い人はいません)
歩く事(動くこと)が出来ません。
それは、この重力下で”自分の体を支持する安定性”が備わっていないからです。
つまり、地球上で生きていくためには、
”自分の体をしっかり支えること”
”自分の体をきちんと動かすこと”が大切になります。
柔軟性があって、安定性があるから、
運動制御(自分の体を動かすこと)が出来るのですね。
本来、移動する→食料が手に入る環境でしたが、
移動しなくても食料が手に入る時代となりました。
フィットネスクラブやパーソナルジムなどに行くと、
筋トレマシンでのトレーニングを紹介されたり、
バーを担いだり、持ったりと、自分の体重に加えて、
負荷をかけるトレーニングが提供されることはよくあります。
が、今ジムで一生懸命トレーニングに打ち込んでいる人、
これからジムで筋トレを始めようとしている人、
「自分の体を支えられますか?」
ウエイト指導のみのトレーナーさん、
「お客様はウエイトを持つ準備が出来ていますか?」
もう一度復習。
インナーマッスル=体を支える
アウターマッスル=体を動かす
インナーが体を支え、関節を安定させて、
アウターが体を動かすのです。
どちらも大切ですね。
インナーマッスルで支える機能が低下している人は、
動かすアウターマッスルがいつも頑張っています。
(ゆるく体を支えることが出来ず疲れやすい)
女性の方で筋トレをすればするほど、
逞しくなると感じる方に多いです。
体を大きくしたい方ならそれで良いと思いますが、
大きくなったけど、
自分の体を支えれず腰痛持ちとか
大きくなった体を機能的に動かせられない
という体の居心地は良いでしょうか?
ピラティスはインナーマッスルに働きかけてアウターは使わない
筋トレはアウターマッスルに働きかけてインナーは使わない
そんなことは全くなくて、
指導するトレーナーやインストラクターが、
人が動くシステムを理解しているかどうかだと思います。
だから私は、
ピラティスと呼ばれる運動もするし、
ウエイトトレーニングと呼ばれる運動もします。
運動不足解消!
とにかく体を動かしたい!という方は、
細かいこと気にせず、やりたい・やってみたい運動を
選択していくと良いと思いますが、
脚を細くしたい!動ける体を作りたい!明確な目的がある方は、
知識・技術・経験が伴ったパーソナルトレーナーを
活用してみて下さいね。
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